日本ではとても珍しい試みとして、アートのデータを著作権を持っていながら自由に利用でき、共有できるシェアアートというものを、ウルトラアートでは提唱しています。いわゆるアートのオープンデータです。
現在、ウルトラアートでは、九谷焼資料館の九谷焼データを公開し、世界に九谷焼の魅力を発信しています。
こうしたアートのオープンデータをもっと皆さんに知っていただくためにも、のみフェス会期中にシンポジウムを行います!
4月に開催した「能美アートオープンデータシンポジウム」をさらに拡大発展させて「アートオープンデータシンポジウム」とさせて頂きました。
オープンデータの先駆け人物として横浜を中心に地域情報化に取り組んでいらっしゃる小林巌生さんの基調講演や、日本だけでなく世界でも大活躍の打楽器界きっての演奏家の池上英樹さんのトークコンサート、小林さんや県内外の有識者を交えて九谷焼だけでなく日本のアートのオープンデータの未来と課題について話し合うパネルディスカッションを行います。
とても有意義なシンポジウムで、一見の価値ありのシンポジウムです。みなさんのお越しをお待ちしております。
■小林巌生さん詳細
小林巌生(こばやしいわお)
1977(昭和52)年 神奈川県生。
有限会社スコレックス代表取締役社長
特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長
一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地域創生推進機構委員
情報アーキテクト、デザイナー。
ウェブデザイナーとして大手企業や自治体等のウェブサイト構築プロジェクトに多数参加。
また、情報アーキテクトとして地域情報×ウェブをテーマに活動。横浜開港150周年Y150、市民参加都市ブランディングプロジェクト「イマジン・ヨコハマ」等、横浜に関する情報系の企画やデザインに多数参加。
現在、特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ、ヨコハマ・LOD・プロジェクト、LODチャレンジ、Code for YOKHAMA等での活動を通じて、政府や自治体、公共機関のオープンデータ施策の支援も行っている。
■池上英樹さん詳細
池上英樹(いけがみひでき)
8歳からジャズドラム、ロックドラムを始め、様々なジャンルのバンドで演奏。
その後クラシックと出会い、その世界に衝撃を受けてパーカッション、マリンバを学び始める。
大阪教育大学を経て、1997年パリ国立高等音楽院(CNSM)、パリ国立音楽院(CNR)へ留学。
1997年第46回ミュンヘン国際音楽コンクールで最高位入賞。その後ドイツ・カールスルーエ音楽大学で学ぶ。
1999年第16回日本管打楽器コンクール打楽器部門第2位入賞。2004年度青山音楽賞、2005年度文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞を受賞。
古今の名曲からジャズ、現代音楽に至るまで縦横無尽なレパートリーを持ち、打楽器の即興演奏、ダンスとのコラボレーション、音楽するカラダと題したワークショップなど常に新しい打楽器の可能性を模索、追求している。最近はオリジナルの作品を発表し始め、
独創的な打楽器の世界観は各界から高い評価を得ている。
日時:10月17日(土)13:30~17:00
場所:辰口図書館2Fホール
料金:無料