武腰一憲先生の自宅兼ギャラリーを解放され、作品について色々と解説をされていました。
代表的なサマルカンドブルーの作品を中心に数々の作品が展示されていました。中には奥様が作られた作品も飾られており、奥様の作品を時折、力説されていました。
※上の2枚の写真は武腰一憲先生の作品。下の2枚の写真は奥様の作品。
サマルカンドブルーの作品は中央アジアを旅行した際に出会った人を絵にされたとのこと。
どこか切なく遠い故郷を思いはせる気持ちが込められています。
ギャラリーにいらっしゃたお客様は、
「（先生の作品は）何とも言えない青色で、心が吸い込まれるよう‥」
とため息を漏らすほど、作品に感銘を受けていました。
武腰先生の作品に使われている青色はご自分で配合されています。また配合の際にも、人体に影響のないものを色を作るように心がけているとおっしゃっていました。そして、今まで守り継がれてきた九谷焼の伝統的な絵柄を守っていくと同時に、時代に合った作品を作っていく必要があると述べられていました。
武腰先生のギャラリーは、江戸時代からの建物で、この梁は橋立から持ってきたものだとか。
古民家をリノベーションされ、モダンでまるで新築かのようなオシャレな建物です。
ギャラリーにこられたお客さまは、先生と一緒に飾られている作品を一つ一つ堪能され、解説をうけていらっしゃっていました。時折、昔話に花を咲かせ、九谷焼の今後について熱く討論されていました。
