前日から始まったデジタル掛け軸と藤篠虫丸さんの舞踏団のコラボレーション。
一瞬の芸術であるデジタル掛け軸に、その瞬間の身体の素直な動きを合わせていく、という何とも刹那的な芸術となりました。
小雨の降る中、舞踏が始まると、雨のことなど忘れ、その場にいた人は全てその世界に引き込まれていきます。
なにより「同じ」になる瞬間がないこの作品は、何が起こるのか分かり得ない楽しみと、その瞬間をまさに「感じる」ものなのではなかったでしょうか。
ファインダー越しに見る作品はそれだけで絵になっており、ある種絵画に近かったと思います。